矢田わか子
国民民主党・新緑風会
リスク管理ということで、是非御対応の強化をお願いしたいと思います。続いて、都市ガスの復旧活動における小売事業者の役割についてお伺いをしていきます。自然災害とか爆発事故などによる導管破損から都市ガスを再供給する復旧活動においては、これまで、阪神・淡路大震災、東日本大震災などの経験から、業界が緊密なこの協力体制を取って早期の復旧を実現してきました。資料二を御覧ください。大都市圏の被災となった阪神・淡路大震災のときのものです。復旧対象世帯が八十五万七千四百軒に上りまして、当時最大で一日約九千七百人の要員がこの作業に携わりました。四年前の大阪北部地震でも約五千百人が動員されています。これはもう本当ガス...
苗村公嗣
経済産業省大臣官房審議官
お答え申 し上げます。大規模災害時におきます一般ガス導管事業者とガス小売事業者の役割分担につきましては、平成二十八年に国が策定したガイドラインにおきまして、平常時には一般ガス導管事業者が行うとされているガス栓の開け閉めについて、大規模災害時には早期復旧を図るためガス小売事業者も担うこととされております。委員のお話にありましたとおり、やはり非常に一軒一軒回っていく中で人手が要るということでこういうことになっているというふうに承知しております。こうした中、この論点につきましては、昨年の審議会において改めて議論がなされました。その際には、現場経験の乏しい小売事業者に業務を行わせるのではなく導管事業者に...