
片山大介
日本維新の会
ありがとうございます。それで、最後、残った時間で、角南先生、経済安保で私もちょっと少し聞きたいんですが、先生、シンクタンク機能の整備とおっしゃっていて、たしか政府は、来年度かな、そのシンクタンク設立目指しているんだと思いますけど、そのアメリカのようなものが今の日本でこれは本当にできるのか、人材も含めてどういうふうな規模になるのか、先生、どんなイメージで考えていらっしゃるか、教えていただけますか。

角南篤
公益財団法人笹川平和財団理事長
おっしゃるとおり、今、来年一年間掛けてこの準備に入っているというプロセスであります。このときに考えなきゃいけないのは、やはり政府が政策立案のためにこのシンクタンクを使うということをしっかりやっていかないといけなくて、で きることというか、つくることだけでは問題で、それをどう活用していくのか、それは政府側の方にもしっかり考えていただく、そういう組織をつくらなきゃいけないということで、アメリカの事例の場合は、まさにいわゆるクライアントですね、この政策研究から出てきたものを、シンクタンクから出てきたものを誰が使うのかというのが明確にあります。ですから、今そこで、政府の中でしっかりと、誰がこの経済安全保...