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対ロシア経済制裁を実施する中で日ロさけ・ます漁業交渉を行う判断をした経緯

2022-04-18 参議院 決算委員会

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勝部賢志

立憲民主・社民

注目をしていきたいと思います。考え方は先ほど申し上げたとおりであります。次に、日ロ漁業交渉についてもお伺いをしていきたいと思います。三月の二十三日に、ロシア対日対抗制裁で言及されてはいないんですけれども、日ロサケ・マス漁業交渉が例年される交渉の時期を越えても交渉できないという状況にあったわけですけれども、十一日の日に交渉が始まりました。松野官房長官は、交渉は我が国の漁業活動に関わる権益の維持確保のためであり、全力を尽くしてまいりたいと、こう述べられました。しかしながら、先ほど来申し上げているような背景から、日本がロシア側に金を支払うという枠組みの交渉なものですから、これ自体が批判を浴びるのでは...

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神谷崇

水産庁長官

お答え申し上げます。我が国は、戦前から北太平洋においてサケ・マス漁業を盛んに行っており、当時のソ連の川で生まれたサケ、マスを漁獲しておりましたが、遡河性魚種に関する母川国主義を規定した国連海洋法条約が一九八二年に採択され、日ソ双方が署名したことや、ソ連が一九八四年にソ連系サケ・マスの一義的利益及び責任を主張したことなどに伴い、我が国の伝統的サケ・マス漁獲の継続とサケ・マス資源の保存、管理などに関する互恵的協力を発展させるため、一九八五年に日ソ漁業協力協定が締結されたところでございます。この協定に基づき、一九八五年から毎年、日本漁船によるロシア系サケ・マスの操業条件などについて協議が行われ、その...