竹内真二
公明党
是非このワクチンについても、農水省の考えは分かるんですけれども、現場のニーズに沿った形での対応をよろしくお願い申し上げます。それから、次に大臣にお聞きしますけれども、豚熱より致死率が高いアフリカ豚熱について質問いたします。中国や韓国など日本周辺の国、地域で発生しておりまして、この国内侵入リスクというものも高いというふうに指摘をされております。飛行機や船などで入国する人がウイルスが付着した畜産物などを持ち込むことによって我が国にウイルスが入ってしまう、このことを絶対に防止しなければなりません。摘発が増加している国際郵便物への対応強化ということも重要であると思います。そこで、大臣にお伺いいたします...
金子原二郎
農林水産大臣
お答えいたします。アフリカ豚熱等の 家畜伝染病の水際対策につきましては、令和二年七月に施行された改正家畜伝染病予防法によりまして、輸入禁止品の廃棄権限の付与などの家畜防疫官の権限を強化したことに加えまして、輸入検査に関する罰則も強化したところであります。さらに、検疫探知犬については令和二年度末までに百四十頭体制へ増頭いたしまして、家畜防疫官については昨年度末に五百八名体制へと増員するなど、検査体制を整えているところであります。また、アフリカ豚熱ワクチンの開発につきましては、平成三十年度からワクチン開発に関する研究に着手しておりまして、現在研究を着実に進めているところでございます。引き続き、水際で...