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JR北海道の赤字増が想定される北海道新幹線札幌延伸を再検討する必要性

2022-05-09 参議院 決算委員会

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紙智子

日本共産党

今のお答えは、完成ありきということではなくて、必要なことをやるということだと思うんですね。それで、新函館北斗から札幌間の地方負担分が約三千五百億円というふうに言われているんですね。工事費が膨らむと、これ更に地方負担に跳ね返ることになるわけです。新青森から新函館間の工事費も当初の見込みから約一千百億円も増加しているんですね。工期先にありきの無理な建設はすべきではないというふうに思っております。次に、北海道新幹線は、新函館北斗まで開通しているんですけれども、現在赤字経営が続いています。JR北海道の決算で見ると、二〇一六年度約五十四億円の赤字、二〇一七年度は約九十八億円、二〇一八年度約九十五億円、二...

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上原淳

国土交通省鉄道局長

お答えいたします。北海道新幹線新青森―新函館北斗間は、平成二十八年三月の開業以来、利用者の伸び悩み等から年間約百億円程度の赤字が続き、最近は長期化するコロナ禍の影響により赤字幅が拡大している状況でございます。国土交通省といたしましては、まず北海道新幹線を札幌まで開業することが新青森―新函館北斗間の輸送需要の増加にも資すると考えておりまして、現在、新函館北斗―札幌間の新幹線建設工事を進めているところでございます。また、青函トンネルでは、新幹線と貨物列車の擦れ違い時の安全を確保するため新幹線の走行速度を落として運行いたしておりますが、令和二年より、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆時期におきまして...