Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

償還確実性のある事業を対象とする財政投融資を大学ファンドの原資とすることの妥当性

2022-05-16 参議院 決算委員会

face

柴田巧

日本維新の会

とにかく、基金は、この看板政策を実現するために大きく見せようと需要を過大に見積もって、この予算規模を膨らませているようなところがあると思われます。したがって、これが行く行くは無駄遣いにつながっていったりすることを懸念をするわけで、いずれにしても、この透明性を確保した上で、効率的な運用がもっともっとできるはずだと思いますので、またしっかりとやっていただきたいと思います。次に、大学ファンドについてお尋ねをしていきたいと思いますが、御存じのように、世界レベルの研究基盤を構築するために十兆円規模の大学ファンドを創設をするということです。この研究力の低迷の打開策として期待をされているところですけれども、...

face

末松信介

文部科学大臣

柴田先生にお答え申し上げます。諸外国の状況、先生御存じだと思います。諸外国のトップレベルの研究大学では、外部資金の獲得やあるいは大学の独自基金の造成、運営などによりまして、随分財源が多様でございます。大学自らが高い裁量を持ってこの研究基盤や若手研究者への投資を充実をしております。このような大学の実は資金力の差が我が国の研究力の相対的な低下の一因になっていると実は考えたわけであります。これを各大学の力のみで直ちに解消することは困難であるという認識もございます。今般、大学ファンドを創設しまして、政府の出資金に加え財政融資資金、令和四年度末には財投が入るわけなんですけれども、それで全体で十兆になるん...