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FIT制度の買取価格の現状と経済産業省における木質バイオマス発電の自立化に向けた取組

2022-04-11 参議院 行政監視委員会国と地方の行政の役割分担に関する小委員会

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中西哲

自由民主党・国民の声

私、県会議員のときに、高知県でその木質バイオマス発電をするということで、自民党の県議団でオーストリアのウィーンを視察してきました。で、ウィーンは平地で、もうあそこ辺り、ヨーロッパ周辺というのは、まあスイスの一部は別にして、平地に物すごい森林があるんですが、それでもなかなか切り出してチップにして燃やすとなると採算が合わないということで、オーストリアで聞いたときも、冬が結構長いですから、そこで燃やした熱を地域暖房に使うと、それでもまだ補助金が要るんだという話を聞いておりました。だから、木質バイオマス発電について、現在、FIT制度の買取り価格はどのようになっているのか。また、発電事業の自立化に向けて...

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南亮

資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官

お答え申し上げます。間伐材のFIT制度における買取り価格ですが、制度開始当初から二〇一四年度までは三十二円キロワットアワー当たりとなっておりまして、二〇一五年度以降は、二千キロワット以上のところについては三十二円、二千キロワット未満の発電所については四十円となっております。したがいまして、FIT制度開始時点の買取り価格が木質バイオ発電については維持されているという状況でございます。また、御指摘のとおり、バイオマス発電事業の自立化に向けては、広葉樹や早生樹の活用や拡大等を通じて国産の木質バイオマス燃料を安定確保する体制を構築することが重要だと、そのように考えております。こうした問題意識の下、経済...