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線状降水帯の予測精度向上に向けた取組の必要性

2022-03-11 参議院 災害対策特別委員会

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塩田博昭

公明党

今年も、梅雨の時期を迎え、また台風シーズンがやってくるわけでございます。数時間で記録的な大雨を局地的にもたらし甚大な被害を起こす線状降水帯、この対策は急務でございますし、発生の予測精度の飛躍的な向上が求められているところでございます。スーパーコンピューターによる予測技術の開発など、現在の予測精度向上に向けた取組についてお伺いしたいと思います。

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長谷川直之

気象庁長官

お答えいたします。御指摘のとおり、頻発する線状降水帯による豪雨災害から国民の命と暮らしを守るためには、線状降水帯の予測精度の向上が喫緊の課題だと考えておりまして、気象庁では、その早期実現のため、取組の強化、加速化に全力で当たっているところでございます。具体的には、予測に用いるスーパーコンピューターシステムの強化を進めますとともに、予測技術の開発を、「富岳」も活用し、また大学等とも連携して最大限加速して進めているところでございます。またあわせて、新しい技術を使った水蒸気等の観測についても、その強化を急ぎ進めているところでございます。こうしたことによりまして、今年の出水期には、線状降水帯等によって...