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円滑な経済環境と普遍的価値の両立を図りつつ、新たな日中関係を構築していくための方策

2022-04-27 参議院 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会

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ながえ孝子

碧水会

碧水会のながえ孝子です。一九七九年に始まった中国向けのODAは、この三月で終了しました。先ほど大塚委員の質問にもありましたように、この間、累計で三兆三千百六十五億円を円借款で協力し、インフラ整備など二百三十一のプロジェクトを実施したと聞いております。まさに、中国の目覚ましい経済発展に大きく日本は貢献してきたわけです。日本は対中国の開発援助から撤退はいたしますが、マスコミの伝えるところによりますと、OECDの統計から見ると、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカなどは援助を継続していると。規模の大小はあるものの、語学教育ですとか公衆衛生など中国政府の手の回りにくい分野で協力し、手助けもし、援助をし...

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林芳正

外務大臣

この日中両国間には、隣国であるがゆえに様々な懸案が存在をしております。同時に、今御指摘もあったように、日中関係、これは日中双方にとってのみならず、地域及び国際社会の平和と繁栄、これにとっても重要でございます。この中国との間では、普遍的価値を共有する国々としっかり連携をしながら、まず主張すべきはしっかりと主張すると。そして、中国は大国になっているわけでございますから、責任ある行動、これを強く求めるということと同時に、共通の課題についてはしっかりと協力をすると、こういう建設的かつ安定的な関係、これを双方の努力で構築していくと、このことが重要であると考えております。