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ロシアによるウクライナ侵攻により核使用や核威嚇の閾値が下がってしまったことを受けての世界の安全保障環境への対応についての岸田総理の見解

2022-04-28 参議院 内閣委員会

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浜田昌良

公明党

公明党の浜田昌良でございます。本日は対総理質疑でございます。この経済安全保障推進法案につきましては、四本柱について、私自身、百三十分、それで質問させていただいて、逐条でやりました。今日は、その大前提でもあります、私、我が国の安全保障そのものにつきまして質問させていただきたいと思います。ロシアによるウクライナ侵攻におきまして、核威嚇をロシアは行いました。このことにつきまして、防衛政策研究室長の高橋さんは、三月二十四日の読売新聞でこういう論文を書かれました。「「第三の核時代」の始まり」。第一の核時代はアメリカと旧ソ連の冷戦期。両国の対立を安定化させる役割として、相互確証破壊、MADにより核兵器は秩...

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岸田文雄

内閣総理大臣

まず、ロシアによるウクライナ侵略の中で核兵器が使用される可能性を深刻に懸念しています。唯一の戦争被爆国として、核兵器の使用も威嚇も、これは決してあってはならないと引き続き強く訴えていかなければならないと考えます。その上で、我が国の周辺には質、量とも強大な軍事力が集中し、北朝鮮による核・ミサイル活動を含め、軍事力の更なる強化や軍事活動の活性化の動きも見られます。こうした厳しい安全保障環境の下、我が国の安全保障を確保するに当たっては、我が国自身の防衛力を強化することに加えて、これ、日米安全保障体制の下、通常兵器や核抑止力を含む米国の拡大抑止が不可欠であると認識をいたします。現在、新たな国家安全保障...