浜田昌良
公明党
是非、この第四回非人道性国際会議につきまして、日本からその被爆の実相について具体的データに基づいて積極的発信をお願いしたいと思います。それによって核兵器が使われないという歴史を更に延ばしていくと、これは我が国の与えられた使命だと思っています。次に、これに対する長期的対応でございますが、先ほども総理は、このアメリカの拡大抑止につきまして、通常兵器や核抑止力などを含むという話をされました。この核抑止力をどう捉えるかという話なんですが、総理が外務大臣時代に設置されました賢人会議、議長報告でこういう表現があるんですね。核抑止あるいは拡大核抑止に依存する国は、核抑止が特定の環境における安定性を向上させる...
岸田文雄
内閣総理大臣
まず、委員御指摘の点が、賢人会議、前 回の一連の賢人会議の最終報告で掲げられているということ、これは私も十分認識をしております。核軍縮については、近年、核兵器国と非核兵器国の間のみならず、非核兵器国の間でも核兵器禁止条約の参加国と非参加国のこの間で分断が深まっています。そして、今回のロシアによるウクライナ侵略においては、核兵器の使用の可能性が深刻に懸念されている。これがこの核軍縮をめぐる今の国際社会の厳しい現実だと認識をいたします。だからこそ、今回の会議、すなわち委員御指摘の前回の賢人会議、その後、昨年からは後継会議として一・五トラック会合がスタートしていますが、この一・五トラック会合を更に深化...