Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

離婚後の単独親権制度の立法趣旨における配偶者からの暴力防止という意図の有無

2022-03-29 参議院 法務委員会

face

嘉田由紀子

碧水会

ありがとうございます。それぞれに、厚労省さん、文部科学省さん、そして警察庁さん、それぞれに情報共有をしているということでございますが、私、現場で知事をしているときに、例えば児童相談所、当時二つしかなかったんです。今三つに増やしました、滋賀県で。派出所は二百三十あるんです。そして、今日、山下委員も派出所がどんどん減っているということでしたけど、やはり地域のお巡りさんが地域地域で本当に子供たちにケアをしていただいている。そして、学校も、ほぼ小学校二百三十。小学校と派出所、警察がもっともっと日常的につながることで、例えばアメリカの学校では子供たちのファミリーカルテというのを作っているんです。この子供...

face

古川禎久

法務大臣

お答えいたします。戦後の民法改正において離婚後の単独親権制度を採用した理由について、これは詳細は明らかではないんですけれども、当時の社会情勢とか生活状況を踏まえて、共同生活を営まない父母が共同で親権を行使することは現実ではないという当時の考え方があったのではないかというふうに考えられるところであります。父母の離婚後の親権制度につきましては、離婚後も父母の双方が子供の養育の責任を持つべきであるとの意見がある一方で、父母の双方が子供の養育に関わることで、離婚後に子供の養育に関する事項について適時に必要な判断をすることが困難になるといった意見もございます。いろいろ議論が出ているところです。現在、委員...