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裁判のオンラインでの公開に関する規定が設けられなかった理由

2022-05-12 参議院 法務委員会

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安江伸夫

公明党

ありがとうございました。確認させていただきました。その中でも、やはり、とりわけ公開原則との関係では、法廷における傍聴を可とする従来の取扱いを重視して、オンラインでの公開に関する規定は置かれておりません、今の御答弁のあったとおりでありますが。訴訟手続がオンライン化されるに伴いまして、裁判の傍聴についてもオンラインによることも考えられたかと思いますが、今回の改正ではその点が盛り込まれなかった。どのような理由によるのかを確認させてください。

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金子修

法務省民事局長

口頭弁論が行われる裁判所の法廷の様子を例えばインターネット中継等をしてインターネット越しに傍聴するというようなことも、法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会においても議論がございました。インターネット中継等を実施する場合には、当事者等のプライバシー等が不特定多数の者に広く知れ渡ることへの懸念等を指摘する意見がある一方で、明示的に禁止するということについても慎重な意見がございました。このような議論状況があったことを踏まえ、改正法案におきましては、インターネット中継等を許容することや、逆にこれを禁止することに関し何らかの規定を設けるということはしなかったものでございます。なお、実際にインターネット...

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安江伸夫

公明・愛知

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国会も国家権力の一つであり、多数派による立法権の濫用・暴走を防ぐ上で条文解釈は厳格になされるべきであるとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

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山下芳生

共産・比例

緊急事態時のオンライン出席や投票については議院運営規則の改正で対応可能と考えるが、国民の理解を得るためには、本来、憲法改正で明確にしていくことがより望ましいとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

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西田昌司

自民・京都

憲法56条の準則としての性格、現に出席することで全国民を代表するという近代議会政治の原則を踏まえると、議場への物理的参加が原則であり、オンライン審議は、大規模災害やパンデミックの発生など、議場への参集自体が困難であることが誰の目にも明らかであり、オンライン出席を認めない限り国会としての最低限の機能も果たすことができない場合に限るべきとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

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平木大作

公明・比例

非常事態全ての予見は難しく、各会派の代表者が集う場で開催の是非や運営の仕方を決めることを可能にしておくことも検討に値するとともに、オンラインで会議にアクセスするための場所をあらかじめ限定することには慎重であるべきとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

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平木大作

公明・比例