宮崎勝
公明党
ありがとうございます。時間もありますので、小林先生、もう一問お願いしてよろしいですか。この資料の三ページ目ですか、このいわゆるサーティー・バイ・サーティーの取組で、日本はまだ海域の保護区の割合が、三〇%、二〇三〇年までにするということのうち一三・三%までしか進んでいないということでございますが、やっぱり陸と違って海、海域の保護区域を増やしていくというのは結構ハードルが高いのかなとは思っているんですけれども、今後どうやって増やしていくのかということで知恵がございましたらちょっと御教示いただきたいと思います。
小林正典
公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所主任研究員
ありがとうございます。もちろん、サーティー・バイ・サーティーというのは世界の海の三〇%なので、 日本で三〇%という意味ではないとは言われているんですが、とはいえ、一三・三をもっと増やしていかなきゃいけないというのはあると思うんです。小笠原の例は、その海底だけを保護するというような形で、海の面積全体を上から下まで保護するのではなくて、海の層を分けて、表層と中層と海底と。海底については、そこについては開発しちゃいけないということではなくて、そこを許可制にするというような形を取ったりとか、まず海層分けして、そこでの利用の仕方も、全くの禁止ではなくて、審査をした上で場合によっては許可するとか、そのような...
宮崎勝
公明・比例
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