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少年刑務所における再犯防止のための処遇の在り方

2022-06-07 参議院 法務委員会

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嘉田由紀子

碧水会

ありがとうございます。私も、自分も子育てをし、また自治体で教育、子育ての責任を持ち、そして今の若い人たち、大学でも本当に自制心が強過ぎるというか、私たちの世代のときはもう政治がんがんやっていましたから、自分たちが。それから比べると本当に自制心が強過ぎて、それが社会全体の活力低下に、そして国際的な問題にもつながっているのではないのかと。今、石塚参考人が言っておられたように、本当に発信力を社会化して、匿名ではなく出せるような、それはやっぱり全体のサポートだと思うんですね。それ、アメリカ社会に私もいましたから、そういう意味でアメリカ、ヨーロッパの方がずっと強いわけで、そこを日本が今回の法案でどさくさ...

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石塚伸一

龍谷大学法学部教授

現場は努力されていますし、努力を否定するものではありません。少年院における処遇の適切性は、成人においての犯罪率の低下という形で出てきます。犯罪は物すごく減っています。少年の犯罪は五分の一から六分の一ぐらいまで減ってしまっています。このことがいいのかどうかというのは、一つ大きな問題ではあります。それと、処遇プログラムですが、効きません。大して効きません。何かの処遇をして五〇%以上効いたら、そんなの怖いです。大体一〇%から一五%ぐらいの効果があれば、それは効果があったということになります。どうやって調べるかというと、その処遇をしない人とする人とを比較対照して再犯率を比較するというような方法しかあり...