Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

2020年代のレアアース泥採掘を目指すに当たって最も懸念される障害及び政治への期待

2022-02-16 参議院 国際経済・外交に関する調査会

face

ながえ孝子

碧水会

碧水会という会派におりますながえ孝子と申します。今日は、三人の参考人の方々、大変示唆に富んだお話をありがとうございました。まず、加藤参考人にお伺いしたいと思います。先ほどの高良委員からの質問の続きのようなもので、やっぱり、二〇二〇年代の採掘を目指すということなんですが、そうでなければ中国の方が先にやってしまうだろうというお話もありました。そうならないことを願ってやまないんですけれども、そんなおそれがあります。その一番懸念される障害といいましょうか、は何なのかということと、その解決に向けて、もうとにかく泥が取れればということではあったんですが、政治の分野に望まれること、期待されること、教えてくだ...

face

加藤泰浩

東京大学大学院工学系研究科副研究科長/同研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター教授

どうもありがとうございます。もうおっしゃるように、そのまま手をこまねいていたら、必ず先に中国に開発されることはもう目に見えております。そういう中でどうすればいいかというと、先ほど高良先生からあったように、法整備的なところは、まず日本の中で海底鉱物資源の開発というのを今までやったことがないわけですよね。だから、まだ法整備が十分に整っていない部分があるので、これは一刻も早く法整備を整える。それは経産省、資源エネルギー庁の方で非常に努力をしてもらって急いでもらってはいるんですが、そこをまずしっかり決めていただきたいと。それから、民間の企業が興味を持つように、先ほど私も言ったように、民間の投資が進むよ...