羽田次郎
立憲民主・社民
最後になると思いますが、ロシア軍のウクライナ侵攻とともに、独立系のテレビ局のドシチですとか、あと、ノーベル平和賞を受賞されたドミトリー・ムラトフ氏が編集長を務める独立系新聞のノーバヤ・ガゼータ紙も休刊となってしまいまして、そういう中で情報がかなりコントロールされているロシアの状況だと思うんですが、グレンコ参考人は今現地でロシアの人ともいろいろとやり取りがあるとは思うんですが、今現地での情報というのは市民の人たちは得ることが、ほかに手段というのはあるのでしょうか。
グレンコ・アンドリー
国際政治学者
今のところはインターネットがつながっています。フェイスブックだったりとかインスタグラムだったりとかは禁止されましたけど、一応ネット自体はつながるので、自 分から積極的に情報を得ようと思えば得られるんですけど、ただ、現時点でロシアの五割から七割、いろんな世論調査によって、の人がやっぱりこの侵略戦争に賛成しているので、ロシア世論の正常化は残念ながらまだまだ先の話になっています。元々、おっしゃったようなドシチだったりとかノーバヤ・ガゼータだったりというようなメディアは元々戦争に反対する人が読んでいたものであって、それが仮に今回休刊に追い込まれなかったとしても、ロシアの世論が変わらなかったわけなんですね...