Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

対日参戦したソ連軍の行為が戦争犯罪に該当する可能性

2022-04-14 参議院 外交防衛委員会

face

和田政宗

自由民主党・国民の声

やはりどんなときにも国民を守り、国の施設等を守っていくということが重要であるというふうに思いますので、しっかりと検討を進めていただきたい、実施をしていただきたいというふうに思います。次に、戦争犯罪について聞きます。ウクライナでロシアの侵略により多数の民間人が殺害されたことについて、松野官房長官が、多数の無辜の民間人の殺害は重大な国際人道法違反であり、戦争犯罪だ、処罰されなければならないと述べるなど、日本政府はロシアの行為を戦争犯罪と認定をしています。昭和二十年八月、日ソ中立条約を一方的に破棄し、満州や我が国領土である南樺太、千島列島に侵略を始めたソ連は、ウクライナと同様に多数の避難民や民間人を...

face

林芳正

外務大臣

さきの大戦におきましては、当時の全ての国民が何らかの戦争の犠牲を被り、一般市民の中にも筆舌に尽くし難い労苦を経験された方が多数おられると承知しております。また、例えば満州について申し上げれば、終戦の前後、避難中の多数の民間人が、今お話がありましたように、ソ連軍により殺害された痛ましい事件について、外交史料館に保管された公文書にも記録が残されているものと承知しており、これは国際法の根底にある基本思想の一つたる人道主義には合致しないものであったというふうに考えております。