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総合的な安全保障の観点から開発協力大綱を見直す必要性

2022-05-17 参議院 外交防衛委員会

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佐藤正久

自由民主党・国民の声

前向きな御答弁ありがとうございます。今御指摘のとおり、総合的な安全保障の観点でいいますと、今の開発協力大綱には、まさにエネルギー安全保障とかあるいは食料安全保障を我が国の国益に沿った形で環境をつくるための協力という視点が抜けているようにも見えます。やっぱりここは、日本の食料安保あるいはエネルギー安全保障、極めて国際協力は死活的に重要な視点だと思います。その点で、細田副大臣、中村副大臣の見解をお伺いしたいと思います。

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細田健一

経済産業副大臣・内閣府副大臣

ありがとうございます。ウクライナ情勢を受けて、資源価格の高騰や脱ロシア依存など、エネルギー安全保障をめぐる環境は大きく変化しております。このような状況の中で、四方を海に囲まれ、資源に乏しい我が国としては、引き続き資源外交に最大限取り組むことを通じてエネルギー安定供給の確保を実現していくということが必要不可欠であると認識をしております。このため、国内での再エネや原子力も含めたエネルギー源の多様化といった取組に加えて国際協力や国際連携が重要でありまして、アメリカやカナダ、豪州、東南アジア諸国などへのLNG投資などによる供給源の多角化や、主要消費国との連携による生産国に対する継続的な増産の働きかけと...