Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

外交青書において北方領土問題に係る表現が変更された理由

2022-05-17 参議院 外交防衛委員会

face

上田清司

国民民主党・新緑風会

大変失礼しました。必ずしもここの部分に関して通告をしておりませんので、御無礼いたしました。まさに領土不拡大の原則を太平洋憲章やカイロ宣言、ポツダム宣言、これは当時、スターリンに率いられておりましたソ連も署名をしているわけでありますので、そういう意味では包括的にこのことに合意をし、かつ何らかの形である意味では拘束されているというふうに解釈するのが一般の解釈だと思っております。しかしながら、実際は、このソ連は、第二次世界大戦の勝利者になったという名目を掲げて、約十一か国から六十七万平方メートルの土地を取得するというようなことを行い、日本に対しても、南樺太、千島列島、北方四島へソ連軍が侵攻する。しか...

face

林芳正

外務大臣

今委員からお話がありましたように、この外交青書の記載内容、これはその年々に起こった様々な外交に関わる事象を総合的に考慮した上で決定をしているものでございまして、記載内容や表現ぶりが変わるということはあり得るわけでございます。北方領土については、この我が国が主権を有する島々であり、我が国固有の領土であると、こういう立場を一貫して我が国の立場として貫いてきたわけでございまして、この平和条約を、領土問題を解決して平和条約を結んでいくという一貫した方針に基づいて先輩方がやってきたということでございます。今、その前の段階として一九四五年以降のお話を上田委員から賜ったところでございまして、まさにそれは歴史...