大門実紀史
日本共産党
大門です。損害保険、損保代理店の問題を取り上げます。金融担当大臣としての鈴木大臣に、初めて金融担当大臣としてはお聞きしたいと思います。大手損保会社が地域で頑張っている中小の代理店に対して、本当に優越的地位の濫用の疑い、あるいは濫用に当たるような事例がたくさん多発をしてきておりまして、私は、二〇一七年の三月からこの問題、五年間、もう十回質問しております。今日で十一回目になりますが、これだけ一つのテーマをずっと質問続けるというのはほかに私はありません。それぐらい根が深い問題だというふうに思っております。言ってみれば、大手損保会社というのは、ちょっと本当にどうなっているのかというぐらい体質が非常に非...
栗田照久
金融庁監督局長
お答え申し上げます。損保代理 店は、今お話ありましたように、地域のお客様に直接接しておられるということで、特に災害発生時などで迅速な保険金支払などが必要になった場合に極めて重要な役割を果たしていただいているということで、そういう代理店は規模が小さいところが多いので、相対的に規模の大きい損害保険会社に対してそういう規模の小さいところの立場が弱くなるということが起こる可能性があるということを踏まえまして、我々としては、これは元々民民の契約ではありますけれども、損害保険会社に対してはきちんと代理店の声を聞いてやっていくようにということでお願いしていますし、我々も直接そういう代理店の声を聞いて対応してき...