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義務教育課程において子供に授けたい力についての文部科学大臣の見解

2022-04-05 参議院 文教科学委員会

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伊藤孝恵

国民民主党・新緑風会

十八歳成年に伴い、この四月から高校で新科目、公共が必修化されます。雇用者の権利や職業選択など労働に関わる課題や、消費者の権利や責任、選挙の仕組みに至るまで、現実社会に対応する力を身に付けることが目的だと承知をしております。義務教育の目的も、まさに社会に生きる市民として充実して過ごせるよう力を育むことです。大臣、この多様化、複雑化する社会に対応するため、義務教育課程において、大臣が子供たちに贈りたい力、授けたい力、リテラシー教育の今後についてどういう御所見をお持ちか、お聞かせください。

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末松信介

文部科学大臣

先生の御質問は、義務教育において子供たちに求めるものというのでしょうか、そういう……(発言する者あり)ですね。私、思うのは、義務教育の段階で、一つは、思うことは、やっぱり自分で問題点を見付けて、自分でそれを解決する力を一つ養ってほしいと思っています。二つ目は、私は心豊かな人づくりという言葉が好きでして、意味は何かといったら、心にたくさんの引き出しを持った方が私はいいなと思っています。やはり、面白いときは笑う、でも悲しいときは一緒に悲しんであげるという、やっぱりいろんな人の思いというものをきちっと酌み取ることができる、そういう意味での引き出しが多い方が、私はもう子供の頃にやっぱり醸成すべき大事な...