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医師が新型コロナウイルス感染症の後遺症に適切に対応するための取組の必要性

2022-04-07 参議院 厚生労働委員会

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竹谷とし子

公明党

よろしくお願いいたします。罹患後症状を診ていただける医師が十分ではない、どこに行ったら診てもらえるのかと悩んでおられる方々もいらっしゃると思います。また、患者様が後遺症のため仕事ができず、生活を支えるために労災や傷病手当の申請をする際に申請に必要な診断書を書いてもらえず、申請ができない場合があるといった声もあります。患者様の健康と生活を守るために早急に対応が必要であると考えます。より多くの医師が適切に診療して対応していただけるように、厚生労働省として取り組んでいただきたいと思います。

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後藤茂之

厚生労働大臣

新型コロナの罹患後症状、いわゆる後遺症については、いまだ明らかになっていないことも多く、国内において明確な定義がないために、診断を行うには他の疾患を除外することが重要であること、その多くは時間の経過とともに改善すると考えられることから、まずは罹患後症状の経過を診ているかかりつけ医等が通常の医療の中でそれらの症状に悩む患者に対して適切に診療を行い、必要に応じて専門医の受診を勧めることが重要だというふうに考えております。自治体においては、罹患後症状に悩む方が必要な医療につながるように専用の外来や相談窓口の設置などを行っており、こうした取組事例については厚生労働省から各自治体に周知もいたしております...