梅村聡
日本維新の会
大臣はされているということですけど、うちは両親なんかにこの話すると、縁起でもないからやめとけみたいに言われる、そういう御家庭も結構あるんですね。だから、これなかなか微妙な話なので、どういう形で国民の方がしっかりこういうことになじんでもらえるかというのは、非常に大事なんだと思います。一方で、今日こういう話題をしたのは、もう一つは、九〇年代から二〇〇〇年代にかけて、終末期に関していろんな事件が起きました。例えば、人工呼吸器を抜管するとか、それから、いわゆる薬物投与によって少し命を短くするような医療行為が行われたということで、いろんな刑事事件が起こったということも、今から十年ほど前には結構ありました...
伊原和人
厚生労働省医政局長
お答えいたします。御指摘の ガイドラインにつきましては、平成十八年の富山県の射水市民病院における人工呼吸器取り外し事件がございまして、これを契機としまして尊厳死に関する議論が非常に活発化いたしました。そうしたこともありまして、平成十九年の一月に、終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会、こういうのを発足させまして議論を行い、その結果を踏まえて策定したものでございます。このガイドラインの策定後、医療関係者の延命措置の中止等に関する事件が減少しているかどうかということにつきましては、我々ちょっと把握しておりませんけれども、このガイドライン自体は、人生の最終段階におきまして患者御本人が望む医療や...