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地形条件の不利な中山間地域において地域の農業者の理解を得ながらほ場整備を進めていく方策

2022-03-16 参議院 農林水産委員会

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山田俊男

自由民主党・国民の声

山田俊男です。本日は、質疑の機会をいただき、委員各位に感謝申し上げる次第であります。どうしても質疑しておきたい事項がありまして、それは、我が国の水田農業においては分散錯圃をどう克服するかということです。とりわけ、担い手の圧倒的な減少、さらに米価の低迷が続いており、機械化も含めてコストの削減と規模拡大が必須であります。私のところにも、深夜、米価が下がって、これでは営農を続けられないとする悲鳴の電話が二本も三本も掛かってくるということがあります。また、百ヘクタールを耕作する大規模経営をつくり上げたが、米価の低迷と生産資材の価格上昇で、もう死に物狂いだと、そうした声を深夜、ある一人からは一時間にわた...

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牧元幸司

農林水産省農村振興局長

お答えを申し上げます。この中山間地域につきましては、平地と比較をいたしまして傾斜地、狭小な農地が多く、まとまった農地が少ないということから、一般的にはこの圃場の大区画化や農地の集積、集約化によります農業経営の規模拡大が容易ではないということ、また、平地と比較いたしまして事業費が高くなる傾向にあるということ、これはいずれも委員御指摘のとおりかというふうに思っております。このようなこの中山間地域の特性を考慮いたしまして、圃場整備事業の受益面積要件が平地では二十ヘクタールとなっておりますところを中山間地域では十ヘクタールに緩和をいたしますとともに、平成三十年度に創設をいたしました農地中間管理機構関連...