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主要魚種の不漁の要因とその対応の在り方

2022-03-16 参議院 農林水産委員会

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横沢高徳

立憲民主・社民

農水省からちょっと頑張ってその辺もいただければいいんではないかというふうに思いますし、手続に関しては今取組を進めているということですので、是非よろしくお願いいたします。次の質問に移ります。ちょっと主要魚種の不漁の影響についてお伺いしたいんですが、近年、サケやサンマ、スルメイカなど主要な魚種で不漁が続いております。そこに加えてコロナの影響があり、今沿岸部は非常に厳しい状況が続いております。ここ近年、地元ではサケの不漁が続いて、サケの稚魚の放流事業にも大きな影響が出ており、中には漁協の経営がまた非常に厳しいところも実際出てきております。主要魚種の回復に向けた継続的な取組が重要と考えますが、農水省の...

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神谷崇

水産庁長官

お答えいたします。漁業は自然環境の影響を大きく受ける産業でございます。漁獲高が大きく変動するリスクを有しております。例えば、サケ類につきましては、平成二十四年には十二・九万トンの漁獲がありましたところ、令和二年には五・六万トンまで、サンマは平成二十四年二十二万トンの漁獲が令和二年には約三万トン、スルメイカは十六・八万トンが四・八万トンまで、いずれも低い水準の漁獲となっております。不漁の具体的な要因といたしましては、例えばサケにつきましては、近年の海水温の変動により、稚魚が海に下りる時期やその後に回遊する時期の海洋環境が稚魚の生育にとって好ましくない環境にあることなどが考えられます。サンマにつき...