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令和元年度に30年ぶりに再開した商業捕鯨の自立に向けた支援の考え方

2022-03-16 参議院 農林水産委員会

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谷合正明

公明党

しっかりよろしくお願いしたいと思います。次に、鯨、捕鯨について伺いたいと思います。今回の大臣所信の中には捕鯨については触れられておりませんけれども、ここで改めて金子農林水産大臣に対して捕鯨についての思いというものを聞きたいというふうに思っております。私も、農林水産副大臣を務めているときに、ブラジルで行われましたIWCの国際会合に行きました。そして、それをきっかけに、我が国は令和元年度に三十年ぶりの商業捕鯨の再開ということになりました。この三十年という期間は相当長かったと思います。国として、今回の予算にも五十一億円計上していただいておりますけれども、しっかりこの商業捕鯨が独り立ちできるように、国...

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金子原二郎

農林水産大臣

鯨類につきましては、他の水産資源と同様に科学的根拠に基づき持続的に利用すべきというのが我が国の基本的な立場であります。この考えに基づきまして、再開された商業捕鯨に対しまして、国は科学的根拠に基づく適切な捕獲枠の設定や捕鯨業への支援を行っています。一方、捕鯨業者の経営状況は現段階では厳しく、引き続き鯨肉の需要拡大や操業の効率化などに対する支援を行いまして、捕鯨業ができる限り早期に軌道に乗るように今後とも取り組んでまいりたいと考えております。