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ウッドショック下の木材価格高騰が国産材の増産に繋がらない理由

2022-04-05 参議院 農林水産委員会

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熊野正士

公明党

新たな森林・林業基本計画では、国産材供給量の二〇三〇年までの目標として、現在の三千百万立米から四千二百万立米というふうに掲げています。ウッドショックによって価格も上がってニーズも高まったにもかかわらず、実績で見ると国産材の供給量が思った以上には増えていないと。今いろいろ理由もお話しいただきましたが、ほかにも様々増産できない理由はあるんだと思いますけれども、目標を達成するためにも、このウッドショックを是非チャンスと捉えて、国産木材の供給量を増やすための取組を今以上に取り組んで力入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

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天羽隆

林野庁長官

私ども、先生と全く同じように考えておるわけでございまして、国産材の供給の拡大に向けましては、供給力の強化に向けた取組と併せて、安定的な需要の確保に係る取組を一体的に進めることが重要というふうに考えておるところでございます。原木の供給力の強化に向けましては、迂遠なようでもありますけれども、やはり、路網の開設、改良や高性能林業機械などの導入、林業労働力の確保、育成といったものを図っていきますとともに、安定的な需要の確保に向けましては、工務店などにおける設計、施工上の工夫による国産材への転換促進、国産材の供給力強化に向けた加工流通施設の整備などに取り組むことが必要というふうに考えておるわけでございま...