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水田農業における環境負荷低減に向けた方策

2022-04-14 参議院 農林水産委員会

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舟山康江

国民民主党・新緑風会

今大臣から御答弁ありましたとおり、やはりアジア・モンスーンの共通的な課題というのは、水田主体の農業であるということ、それから高温多湿の気候状況であるということ、そういった意味では病害虫も多い、また、中小規模農家の割合が高いと、こういったことも特徴ではないかということで共同文書にも入っております。やはり、こういう特徴を踏まえて、いかに環境負荷の低減に資する農業に変えていくのか、これがやっぱり日本の大きな課題なのかなと思います。環境負荷の低減という意味では、EUでもファーム・ツー・フォーク戦略の中で様々な取組をしておりますし、似たような方向性を打ち出しているもの、また政策実現の手段としてまだまだ少...

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平形雄策

農林水産省農産局長

お答えいたします。水田で、水稲ですとか、水稲、麦、大豆等のブロックローテーションの作付けを行う体系は、連作障害が起きにくく安定的な生産が可能な作付け体系であります。一方、湛水することでメタンガスの発生源となったり、化学肥料や化学農薬の利用状況によっては水系や生態系への影響も懸念されるため、更なる環境負荷低減を図っていく必要があるというふうに考えております。このため、農林水産省といたしましては、各地域で活用されている水稲等の栽培暦について、今年度中に、環境負荷低減の観点から総点検を今促しているところでございます。また、栽培暦の見直しに向けて、令和三年度補正事業から、新たに各地域に適した環境負荷低...