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有機農業の拡大に向け慣行農業と併存するためのルール作りの必要性

2022-04-21 参議院 農林水産委員会

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横沢高徳

立憲民主・社民

ありがとうございます。そこで、やはり地域で慣行農業と有機農業のバランスを取りながら生産を進めていく、非常に重要なことだと思いますが、やはり慣行農業の生産現場から水が流れてきたり、やはり隣から農薬や化学肥料の影響を受けたりと、どうしても有機農業生産者の立場が弱い立場にあると思います。この点、生産者の協議だけでは解決しにくい課題もこれから出てくることが想定されますが、政府としてある程度のルール作りが求められると思いますが、この点、大臣、いかがお考えでしょうか。

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金子原二郎

農林水産大臣

従来の農業と有機農業をめぐっては、病害虫の蔓延の防止や農薬の飛散防止等、双方に営農上の課題があるため、本法律案では、お互いに理解し協力して行えるよう、営農ルールに関する協定を締結できる仕組みを措置しているところであります。この取組に当たっては、地域や水田、畑地別など、地域の特性を踏まえながら対応していく必要があると考えています。本措置につきましては、新たな仕組みとなりますので、現場で円滑な運用が可能となるよう、国としても、指針などを示すなど、しっかりとバックアップしてまいりたいと思います。