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プラスチック原料等の脱石油に向けた資源確保策の在り方

2022-02-02 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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岸真紀子

立憲民主・社民

ありがとうございました。次に、ちょっと視点がずれてしまうかもしれませんが、関根参考人にお伺いいたします。石油精製業というんですかね、プラスチックのためにはやっぱりこれからも資源としての石油が必要なんではないかというような……(発言する者あり)違う、違う感じですかね、そういうふうにも資源の確保が必要というふうに捉えていいのか、それともリチウムイオン電池のようにリサイクルで回していける資源を確保できるのか、またイノベーション技術とかでこういった分野についても革新ができるのか、その辺についてお伺いをさせていただきます。

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関根泰

早稲田大学理工学術院教授

御質問ありがとうございます。私の配付資料二十一ページにもございますが、このように炭化水素というのは合成品で替えが利くんですね。現在、プラスチックスの原料となっているもの、主にこの二十五ページにも記載ございますが、炭素が二個くっついたエチレン、これが一番の骨格の肝であります。三個くっついたプロピレン、これが次に大事なものであります。さらには、四個のブタジエン、これはタイヤを作るのに必要です。六個のベンゼン、これは医薬品を作ったりするのに必要です。八個のキシレン、これは亀の甲に二個炭素がくっついたものです。この辺りがCO2やバイオマスから直接作ることができれば、もはや石油は用なしになります。ただし...