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エネルギー基本計画に地政学的リスクを織り込む必要性

2022-04-06 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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梅村聡

日本維新の会

日本維新の会の梅村聡です。まずは、今日の三人の参考人の皆様、貴重なお話をありがとうございました。早速なんですけれども、小山参考人から質問をさせていただきたいと思いますけど、一番最初の御説明の中で、今回のエネルギー高騰は何もウクライナ危機だけではなくて、昨年からずっといろんな要素が絡んできて、最後にそのウクライナ危機が最後の一押しを押したという、そういう御解説がありましたけれども、一方で、国民側からすれば、日本の国民側からすれば、だらだらとこの様々な電気料金とかあるいはガソリン価格も上がってくると。そういうものを見ながら、一方で、今回のその戦争の状況を見ると、チェルノブイリが一時的に占拠されたと...

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小山堅

一般財団法人日本エネルギー経済研究所専務理事・首席研究員

御質問ありがとうございます。今御質問いただいた点は、私がエネルギーを研究している者として大変関心を持って重視をしている点でございます。エネルギー基本計画、昨年の十月に閣議決定されたエネルギーミックスは、Sプラス3Eということで、安全性、エネルギー安全保障、気候変動、経済効率性をバランスよく取るということで作られていますが、やはり私は、その中で気候変動対策、CO2、GHGの排出削減というのが相当大きなポーションとしてあった、これは疑いないところだと思います。今このウクライナ危機、そしてそれに先立つエネルギー価格高騰の問題を考えると、この今の段階で別にまたエネルギー基本計画をすぐにもう一回見直すと...