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カーボンニュートラル等を進める上でのCCS技術の重要性及び施策における位置付け

2022-04-20 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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田村まみ

国民民主党・新緑風会

もちろん安定供給に資するための発電電源の確保、そちらの方は重要なんですけれども、ただ今回、新型コロナウイルスの感染拡大の中で、度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の中でのいわゆるお願いベースでの国民の皆さんへの行動、それについて様々な議論がある中で、今回本当に辛うじて大規模停電が起きなかった中で、自分もこれだけしかやらなくていいんだというふうな形になりかねないというのが、私はそういう点ですごく危機意識を持っています。ですので、発電の方の努力は重要ですけれども、この逼迫警報、ここを基本的には想定するんだということであれば、やはり具体的な行動の見える化、その辺が必要だというふうに考えますので...

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定光裕樹

資源エネルギー庁資源・燃料部長

お答え申し上げます。私どもも委員と同じ認識でございまして、気候変動対策のために重要なことは、化石燃料の利用を減らしていくんですけれども、それ自体が問題なのではなくて、そこから排出されるCO2が問題、課題であるというふうに認識しております。したがいまして、化石燃料を利用しながらも大気中のCO2を増加させないCCS技術、これは二〇五〇年カーボンニュートラルに向けた鍵となる脱炭素技術というふうに位置付けておりまして、これはIEAなどの国際機関のカーボンニュートラル実現に向けたシナリオにおいても、そして我が国のエネルギー基本計画においても同じ考え方の位置付けがされているというふうに考えてございます。