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冬の電力逼迫に備え石炭ガス化複合発電(IGCC)を供給力として計上する必要性

2022-04-20 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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音喜多駿

日本維新の会

原子力規制委員会、これ独立機関であるということですし、安全性については十分な尊重をしなければいけないと思います。一方で、この審査の打合せが千回以上に及んでいたり、十年以上なかなか再稼働に踏み出せないとか続いていると。こうした状況に対して、やはり政府として何ができるのかということはもう一度再考いただきたいということを改めて指摘をさせていただきたいというふうに思います。次のテーマとして、石炭発電について伺います。冬の電力逼迫は原発以外の方法で回避できる可能性もあるということが示唆されています。それが電力広域的運営推進機関の資料です。電力広域的運営推進機関の資料によれば、二〇二二年度冬季の東京エリア...

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松山泰浩

資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

お答え申し上げます。御指摘いただきましたIGCC、石炭ガス化複合発電というものは、石炭をガス化することによりまして高い発電効率と環境性能を持つ次世代型の火力発電システムでございます。現在、我が国で営業運転していますIGCCは、勿来と広野とそれぞれ約五十万キロワット二基存在しておるわけでございまして、勿来が二〇二一年四月、広野の方が二〇二一年の十一月に運転開始しているわけでございますが、まだ運転開始間もないということもありますし、また技術的にも部品構成が複雑な発電設備でございまして、運転開始後、勿来が二十二回、広野が九回の計画外停止又は出力低下が生じているというのが今現状でございます。供給の計画...