Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

オンラインによる出席の代替を認める例外的な事情の存在が客観的に認定される場合と定足数充足との関係

2022-04-06 参議院 憲法審査会

face

西田実仁

公明党

それから、長谷部先生にもお聞きをしたいと思います。先生の御主張では、客観的に、例外的な事情が客観的に認定される場合には、オンラインによる出席の代替を認めるというお話であろうかと思います。そして、その客観的に認定される場合、例外的な事情の存在が客観的に認定される場合ということになりますと、定足数を要は満たさない、国会の機能が維持できない、そういう場合には認めていいんではないかということで、という理解でよろしいんでしょうか。

face

長谷部恭男

早稲田大学大学院法務研究科教授

定足数が満たされないということで一体どういう具体的な状況のことを考えるかということなのだろうと思います。具体的に、例えばそのパンデミックが、とても強力なパンデミックが蔓延をしていると。したがって、同一の空間に多数の国会議員の方々が集会、物理的に集会するということ自体がとてもとても危険なことであるという、そういう事態のことを考えますと、それはひいては定足数を満たすこともできないということには当然になってくるだろうと思いますが、ただ、それは定足数を満たすかどうかというところが判断の基準になるというよりは、そういった物理的な集会がそもそもとてもとても困難であると、そういう状況があるので、その論理的な...

face

西田実仁

公明・埼玉

他のクリップも見る

委員会におけるオンライン出席は、委員会中心主義を採用していることを踏まえ、本会議に準じて考えていくべきとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

face

小西洋之

立憲・千葉

物理的な出席と等価値と言えるためには、1物理的な出席と同程度の双方向性などが確保される仕組みやセキュリティーの確保、2本人性や権限行使の真正性の確保、3憲法57条の公開性原則を充足し得る公開の在り方などの課題をクリアすることが必要との見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

face

小西洋之

立憲・千葉

やむを得ない事情としては、感染症の蔓延や大規模災害による交通途絶などにより議会の機能の維持そのものが困難となっている場合に限られるとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

face

小西洋之

立憲・千葉

憲法56条の出席については、現に議場に存在することを基本とすべきであるが、国民主権原理及び間接民主制原理の下で、国政の民主的正統性を確保する観点及び国会議員が全国民の代表としての権能を行使する機会を確保する観点から、必要最小限度のやむを得ない事情があると認め得る場合には、物理的な出席と同等の議会への関与と評価し得る状況にあることを条件として、例外的に憲法改正によることなくオンラインによる出席を同条の出席と解することも許容され得るとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

face

小西洋之

立憲・千葉

妊娠、出産、病気、障害など真にやむを得ない事情を抱える議員について、本人に過剰な負担を生じさせないことを前提とするオンライン出席は、上述1から3などの条件を満たす場合であれば認められる余地があり得るとの見解

2022-04-27 参議院 憲法審査会

face

小西洋之

立憲・千葉