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福島第一原子力発電所の廃止措置につき最終形を再検討する必要性

2022-03-16 参議院 経済産業委員会

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岩渕友

日本共産党

だから、本格的な取り出しがいつから始まるのかってことを答えられないわけですよね。そういう状況なわけですよ。つまり、試験的取り出しするけれども、これだってうまくいくかどうかというのは分からないわけですけれども、その後のことについて、段階的だとかステップだとかと言うけれども、具体化されていないということなんですよね。それで、八百八十トンのデブリ取り出すというふうに考えたときに、一日仮に十キロ取り出しても約二百四十年掛かるんですよ。中長期ロードマップでは、二〇一一年の十二月を起点に三十年後から四十年後に廃止措置終了としていると。仮に今日からあのデブリの取り出しを始めたとして、四十年後といってももう既...

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萩生田光一

経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

福島第一原発の廃止措置を終了した後の状態については、様々な御意見があると認識しています。先日のインタビューでは、この論点は地域の将来像に関わるものであるため、技術的観点に加えて、地元の皆様の思いもしっかりと受け止めて検討していく必要があると申し上げました。現時点では、事故を起こした原子炉内部の状況ですとか廃棄物の性状など、まだ明らかになっていない要素が多いため、具体的な絵姿をお示しできる状況にはございませんが、今後、更なる調査分析や研究開発を進めながら、検討を深めていくことが必要であると考えています。国としては、福島第一原発の廃止措置が適切に行われるように、最後まで責任を持って対応していきたい...