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本年3月の電力の需給逼迫警報発出の経緯と今後も電力需給逼迫が懸念されることへの対応

2022-05-10 参議院 経済産業委員会

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北村経夫

自由民主党・国民の声

自由民主党の北村経夫でございます。萩生田大臣に初めての質問となりますけれども、よろしくお願いいたします。ロシアのウクライナ侵略によりエネルギー安全保障の重要性というものが改めて再認識されているところでございます。このエネルギー安全保障とは、端的に言えば、世界情勢の影響を抑えながら、安定かつ妥当な価格でエネルギー需給をできる環境を目指すものだというふうに思います。今回改正の省エネ法を始め電気事業法などエネルギー関連法が目指すものは、供給サイドと需要サイドがバランスを取りながら、連携しながらエネルギー、安定したエネルギーを確保する、つまりエネルギー安全保障を強化するという法案だと私は理解をしている...

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松山泰浩

資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

お答え申し上げます。今お尋ねございました三月二十二日の東京電力、東北電力管区における電力需給逼迫でございますけれども、まず契機になりましたのは、三月十六日の福島県沖地震の直後に火力供給力が相当程度低下したということがございます。直後に十四基、二十二日の時点で六基が停止したという状況にございました。また、これに加えまして、その後、十九、二十、二十一と三連休だったわけでございますけれども、この期間中に天候の予報が徐々に徐々に悪化してまいりまして、二十二を迎えるに当たりまして、この時期にしては異例の高水準の需要の予測になったところでございます。具体的に申し上げますと、十九日の時点では四千三百万キロワ...