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既存のダムを利活用した水力発電推進に関する経済産業省と国土交通省の連携状況

2022-05-12 参議院 経済産業委員会

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安達澄

各派に属しない議員

無所属の安達澄です。今日もどうぞよろしくお願いいたします。前回からの積み残しとなっています水力発電の可能性、そのポテンシャルについてまずお聞きします。過去の国会審議でも何度か取り上げられているんですけれども、国交省で河川局長を務められた竹村公太郎さんという方がいらっしゃいます。その竹村さんが御自身の著書の中で、既存ダムの運用の変更やかさ上げをすることで、日本の電力の二割を賄える可能性があるというふうにおっしゃっています。二割というのはこれ理論値でしょうから、精査はもちろん必要だと思うんですけれども、現在の日本のトータル電源に占める水力発電の割合、これ八%程度と認識していますけれども、ですから、...

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松山泰浩

資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

お答え申し上げます。水力発電は安定した出力を長期的に維持することができるカーボンニュートラルな電源でございまして、適切な維持管理を行えばこれ百年以上使える大変重要な電源だというふうに認識してございます。昔から日本は水力ダムの発電の開発というのは非常に積極的に進めてきたところであるわけなんですけれども、一方で、開発リスクは非常に高いわけですし、住民の方々との調整というところがございます。新規建造なかなか難しい。となりますと、今委員御指摘ございましたように、既存のダムというものを使った形での開発というのが非常に重要な視点だというふうに考えてございます。その点、竹村さんの御指摘を含めた、AIを活用し...