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令和3年7月・8月の大雨による災害と平成30年7月豪雨災害との比較及び評価

2022-03-08 参議院 国土交通委員会

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足立敏之

自由民主党・国民の声

大事な道ですので、是非ともよろしくお願いしたいと思います。続きまして、昨年の水害についてお聞きしたいと思います。昨年、鹿児島の川内川の出水についてちょっとお聞きしたいんですけれども、川内川の流域では、梅雨前線に伴い線状降水帯が発生したことによりまして、七月の十日前後ですけれども、大雨特別警報が発令され、大災害が発生した平成十八年の豪雨災害に匹敵する雨量が降りました、記録されました。しかし、内水による浸水被害が発生したものの、幸い、以前のような、平成十八年のような大きな被害は出なかったというふうに承っております。これは、平成十八年の豪雨災害を受けまして、鶴田ダムの再開発、洪水調節容量を増やす再開...

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井上智夫

国土交通省水管理・国土保全局長

委員御指摘のとおり、川内川では、平成十八年七月に発生した激甚な災害を踏まえ、再度災害を防止するため、約二百万立方メートルの河道掘削、約十六キロメートルの堤防整備、二か所の分水路整備等、全川にわたって河川整備を実施しました。また、鶴田ダムにおいては、ダムを運用しながら放流設備を増強するダム本体の改造工事を行い、治水容量を約二千三百万立方メートル増やしました。さらに、平成三十年度からは、防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策も活用し、本川や支川羽月川などで約百三十万立方メートルの河道掘削等を追加実施しました。このような中で迎えた令和三年七月の大雨では、鶴田ダムにおいて治水容量を増強したため、...