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今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会における繰戻しに関する議論の状況

2022-04-07 参議院 国土交通委員会

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鉢呂吉雄

立憲民主・社民

大変、今日は参考人の皆さん、御苦労さまでございます。立憲民主党の鉢呂吉雄と申します。十五分という限られた時間でありますので、早速質問をさせていただきたいと思います。私も詳しくはないんですが、この法案見て、国に、一般会計に六千億も貸しておると、約、平成六年、七年ですから大変昔で、三十年近く。やっぱりこれをきちんと返させるのが最初のことでないかなと。賦課金の恒久的な対策という形が出てくるんですが、これはおかしいぞと、こう思ったわけです。皆さんのこの検討会、今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会、お三人ともこの委員あるいは座長と。藤田さんが座長ということであります。議事概要等しか見せてもらえ...

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藤田友敬

東京大学大学院法学政治学研究科教授

御質問をどうもありがとうございます。御指摘の繰入金ですね、一般会計の貸出しの話は、特にユーザー団体の方が強く問題視し、最後の最後までいろいろこの議論において条件付けて、なかなか首を縦に振ってくれなかった最大の原因ではありました。ただし、まず注意していただきたいのは、ユーザー団体ですら、つまりユーザーの立場、これ以上の負担というのに対して一番慎重な立場を取るはずのユーザー団体ですら、賦課金というのはおよそあり得ない選択肢だというふうな立場ではなかったということです。繰戻しさえ続ければ、もう賦課金のようなことを導入しなくても被害者保護対策や安全対策が取れるんだというふうな、そんなことは考えておられ...