室井邦彦
日本維新の会
交通事故の発生防止対策の今後の方向性について、お伺いを是非しておきたいと思います。自動車事故はいわゆるドライバーに原因がある、通常はこのように考えているところでありますが、この自賠制度に基づく事故発生防止対策では、ドライバーの安全運転が効果的に確保されるよう、安全教育、自動車アセスメントによる安全情報の提供などソフト面に主眼を置き対策が講じられていると、このように承知をしておりますが、他方、二〇一九年四月の池袋暴走事故、二〇二一年の一月の笹塚暴走事故など、高齢運転者等による不適切な運転操作に起因する事故、また、運転中の意識喪失など健康異常に起因する事故も相次いで発生をしております。このことを踏...
斉藤鉄夫
国土交通大臣
委員御指摘のとおり、ドライバー に起因する事故を確実に削減していくためには先進安全技術の普及が重要です。特に、今委員おっしゃいましたように、高齢者の運転がこれからも増えていくという中で、特にこの点は重要なことだと思っております。例えば、衝突被害軽減ブレーキを例に挙げれば、追突等の事故が約六割減少するといったデータもあり、高い安全効果が期待されております。一方で、先進安全技術にはメーカーや車種ごとにその性能差がありますが、自動車ユーザーがその差を理解できないと安全性の高い車種を適切に選ぶことができず、結果として十分に普及しないおそれがあります。このため、国土交通省では、車種ごとの安全性の違いを見え...