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下水サーベイランスを活用した新型コロナウイルス感染症対策の実現に向けての見解

2022-05-10 参議院 国土交通委員会

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塩田博昭

公明党

今年一月十一日に公明党の国土交通部会として仙台市の南蒲生浄化センターと東北大学工学研究科を訪れまして、下水サーベイランスの検証実験の現場を視察いたしました。仙台市は、東北大学と協力をいたしまして、下水のウイルス濃度を解析し、一週間先の感染者数を予測する取組を実施しております。同大学大学院工学研究科の佐野大輔教授は、昨年一年間の新規感染者の予測値と実際値の推移がほぼ一致していると説明をされました。これは、先ほどの答弁とも一致した方向性の検証結果であると思います。〔委員長退席、理事長浜博行君着席〕国交省におきまして、下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会という、その技術の活用を検討...

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斉藤鉄夫

国土交通大臣

下水道は、雨水の排除とともに汚水を収集処理するなど、都市の公衆衛生の観点から極めて重要な社会資本でございます。汚水は、都市の地下に網の目のように張り巡らされた管渠を通じて下水処理場に集まってきます。そのような下水道の特徴を生かして、都市域全体の感染状況を確認する取組を下水サーベイランスとして進めております。国土交通省の調査では、下水処理場におけるコロナウイルス濃度と新規感染者の関係性が明らかになってきたところであり、この結果も踏まえ、令和四年三月には下水サーベイランスを進めるためのガイドラインを公表しました。今後、政府全体の推進計画に基づく社会実装に向けた実証事業が始まることとなり、国土交通省...