山下芳生
日本共産党
大臣おっしゃったように、気候危機を招いた責任はこれまでCO2を大量に排出してきた先進国にあるのに、その被害を最も受けるのは途上国の人々だと。COP26で若者や島嶼国の人々が求めたのはこの解消、すなわち気候正義であります。そして、海面上昇は島嶼国だけが心配すればよい問題ではないと思います。資料二に、温暖化で崩壊を始めた南極西部の氷河の様子が分かる地図を添付しました。黄色や赤色の部分は、二〇〇三年から二〇〇七年の僅か四年間で氷河の厚さが数メートルないし十メートルも薄くなったことを示しています。青い破線で三角に囲まれた部分にあるスウェイツ氷河の面積は十九万平方キロメートル余りで、アメリカのフロリダ州...
山口壯
環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
気候変動問題への対応というのは、まさにこれから勝負の十年が始まっており、既に、国内でも、国際的にも我々全力で取り組んでいかねばいけないと思います。先ほど申し上げたこの一・五度目標、それと整合的な形での二〇五〇年カーボンニュートラル、そして二〇三〇年度の四六%削減、あらゆる政策を総動員して、政府一丸となって取り組んでいきます。また、このCOP26の結果も受けて、世界各国・地域で脱炭素に向けた動きが本格化しています。できるだけ早く大きな削減を実現すべく、我々、このJCMも活用しながら、脱炭素イノベーションを我が国から途上国に強力に展開していきます。先ほどから申し上げているような、地域脱炭素移行・再...