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IPCC第6次評価報告書のうち第3作業部会報告書や現下のウクライナ情勢を受け地球温暖化対策に係る新たな考え方を示す必要性

2022-05-24 参議院 環境委員会

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柳田稔

国民民主党・新緑風会

長い目で見ると有効だと、投資に見合った分の二酸化炭素の削減はできると、自信を持っておっしゃっていただけるのかなと思ったら、少々不安になりましたけど、まあこれはこの程度で。次に、今年の四月五日、IPCC第六次評価報告書第三作業部会報告書の内容について、中身と、さらにこの報告書に対する日本の考え方、お願いします。

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小野洋

環境省地球環境局長

お答えいたします。IPCCの第六次評価報告書、ワーキンググループ3の報告書でございますが、これは気候変動の緩和策に関する最新の科学的知見を世界中の論文からまとめたものということでございます。まず、その内容でございますけれども、地球温暖化の今後の見込みにつきましては、現状の対策では二十一世紀中に温暖化が一・五度を超える可能性が高いということがまず示されております。その上で、地球温暖化を一・五度あるいは二度に抑えられる可能性が高い排出はどういうことかというモデル分析の結果も載っておりまして、これによりますと、世界の温室効果ガス排出量が遅くとも二〇二五年以前にピークアウトするというような排出経路を取...