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各国に更なる取組を求める気候変動に関する政府間パネルの報告及び石炭火力発電の輸出を推進する日本への国際的批判に対する林外務大臣の所感

2022-04-14 参議院 外交防衛委員会

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井上哲士

日本共産党

日本共産党の井上哲士です。ロシアによるウクライナでの無差別の攻撃と非人道的虐殺行為、許すことができません。話合いで解決するという国連憲章に基づく国際秩序そのものが壊されているわけでありますから、私は、国際的世論を広げて侵略を中止させて、そして戦争犯罪を裁く、そのための外交努力、そして非軍事の人道支援を更に強めることをまず政府に求めておきたいと思います。その上で、今日はODAによる石炭火力発電所の輸出支援について聞きます。昨年のODA特でも質問しましたが、政府は一昨年の十二月に新たな火力発電輸出支援の厳格化を行いました。しかし、進行中の案件には適用せず支援を続けていることが抜け穴になっていると指...

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林芳正

外務大臣

今委員から御指摘のありましたこのIPCCの報告書でございますが、各国の現在の気候変動対策では二十一世紀中に温暖化が一・五度を超える可能性が高いと、こういう見通しも示され、各国の更なる取組が呼びかけられていると承知をしております。石炭火力発電の輸出につきましては、我が国は、二〇二一年六月のG7首脳会合におけるコミットメント、これに基づきまして、排出削減対策が講じられていない石炭火力発電への政府による新規の支援を昨年で終了をしたところでございます。引き続き、パリ協定を含む国際ルールとの整合性を確保しつつ、相手国の実情に応じた対応を通じて、世界の実効的な脱炭素化に積極的に貢献をしてまいりたいと考えて...