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COP26において石炭火力発電がCO2削減のための中心的なターゲットとされたことに対する環境大臣の認識

2022-03-24 参議院 環境委員会

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山下芳生

日本共産党

三点は共有できたと思うんですけれども。そこで、エネルギーの選択というのは各国の内政に関わることですから、通常はこれを使っちゃ駄目よとか言及されないわけですね。ところが、今回は石炭火力を削減することで合意されたわけです。大臣もCOPとしては初めての合意だと冒頭述べられました。そこで、大臣、なぜCOP26では石炭火力をCO2排出削減対策の中心的なターゲットにしたのか、御認識を伺いたいと思います。

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山口壯

環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)

それぞれのCOPでは議長国がいろいろとイニシアチブを取って、動きを取られるわけですね。今回、イギリスのシャーマ議長、この石炭に対して非常に積極的でした。我が国としても、いろいろな意味でこのそれぞれの事情がある中でのいろんな訴えをしたところです。この排出削減を更に進めるための要素の一つとして、石炭火力発電についてもこのグラスゴー気候合意では盛り込まれました。その決定文書の中では、排出削減対策が講じられていない石炭火力発電のフェーズダウンに向けた努力を加速させると、これが全体の国のいろんな立場、いろんなこの事情、それに対する最大公約数というところで、それでもこのフェーズダウンに向けた努力を加速させ...