Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

特定外来生物の防除に係る国と地方公共団体間における情報連絡・協力体制の構築の必要性

2022-05-10 参議院 環境委員会

face

平山佐知子

各派に属しない議員

是非お願いいたします。こちらも、午前中、清水委員の指摘にもありましたけれども、平成十七年の外来生物法施行当初から特定外来生物に指定されているアルゼンチンアリですけれども、環境省は、平成十八年からは愛知県の田原市で、平成二十一年からは岐阜県各務原市において、それぞれ三年間にわたって防除モデル事業を実施して、この得られたデータを基にアルゼンチンアリ防除マニュアルを作成されています。しかし、実際には両地域ともアルゼンチンアリ個体群の抑制には至らず、むしろ分布が拡散している箇所も発生するなど、防除自体は失敗だったという指摘もあります。また、総務省が今年二月に発表した外来種対策の推進に関する政策評価では...

face

奥田直久

環境省自然環境局長

お答え申し上げます。特定外来生物の防除に当たっては、やはりその生息ですとか生育状況、これを正確に把握した上で防除を進めていくということが重要であると考えております。そのためには、御指摘いただいたとおり、まさに分布情報ですとか防除手法などの必要な情報が入手できるようにする必要があると考えております。国においては、これまでも地方公共団体向けに広く定着した特定外来生物の防除手法を開発したり、また防除マニュアルの作成を行う、こういったことをしてまいりました。また、地方公共団体などが行う防除事業に対して財政支援なども行ってきております。今後は、先ほども大臣の方から申し上げましたけれども、体制を強化して、...