平山佐知子
各派に属しない議員
ありがとうございます。これから本格的な議論をしていくというところだということでしたけれども、この線路脇ののり面への太陽光発電の設置に向けた課題ですとか、実用化の可能性について伺いたいということ、それから、全国の鉄道の線路脇ののり面に太陽光発電を設置できたとした場合の二酸化炭素の排出量の削減効果の見込みを教えてください。
鶴田浩久
国土交通省鉄道局次長
お答え申し上げます。線路脇ののり面に現在一般的に普及しています太陽電池を設置する場合を考えますと、その荷重に耐えられるような補強工事を行う必要がございますので、設置費用が増大するといったような課題がございます。一方で、次世代型として開発が進められている太陽電池の中には、軽くて柔軟性があって耐荷重 の小さい場所にも設置可能なものもございます。こういったものが実用化されますと、線路脇ののり面への設置が拡大する可能性が増してくるというふうに考えております。現在、鉄道、全国の鉄道、二万八千キロほどございますが、そののり面でどの程度のCO2削減効果があるかといったことについて定量的に試算したものはございま...