熊野正士
公明党
公明党の熊野正士です。今回のロシアのウクライナへの侵略は、力による一方的な現状変更であり、断じて許されるものではありません。ロシアの暴挙に対して国際社会が協調をして制裁を科すことが重要です。特に、SWIFTからの排除は制裁の効果を飛躍的に高めると言われております。一方、SWIFTからの排除は世界経済のリスクとなる懸念もあります。先日も、ロシアに展開する企業の方から、その影響を心配しておられました。そこで、今回のSWIFT排除による世界経済、日本企業への影響をどのように捉えているのか、総理にお伺いしたいと思います。
岸田文雄
内閣総理大臣
政府としましては、国際社会への影響を見極めつつ、ロシアに対して最大のコストを課すといった観点から、引き続きG7を始めとす る国際社会と緊密に連携しつつ対応していく必要があると考えています。その際に、今回の措置によって国民生活や日本経済に関する様々な分野への影響が出ること、これは十分想定されます。政府としても、その動向を注視し、対応すべきものにはしっかり対応していかなければならない、このように認識をしております。その影響については、多岐にわたることが想定されるので確定的に申し上げることは困難ですが、例えばエネルギー価格については従来から高騰のリスクが指摘をされてきました。そして、このエネルギー価格...