浜口誠
国民民主党・新緑風会
国民民主党・新緑風会の浜口誠です。よろしくお願いしたいと思います。まず最初に、ウクライナ、ロシア関連で萩生田大臣にお伺いしたいと思います。ロシアが主要生産国になっているレアメタルの中で、パラジウムとかニッケルとかプラチナ、これの調達が大変懸念されるというふうに言われております。日本のいろんな製造業にも関わってくる話ですので、今申し上げたパラジウム等の今後の調達、どのように政府として見ているのか、さらには支援策どう考えているのか、お伺いしたいと思います。
萩生田光一
経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
ウクライナ情勢が緊迫化をする中、今回の事態による金属価格の動向や日本企業への影響については高い警戒感を持って注視を しているところです。ロシアからは、自動車の排ガス用触媒等に使用されるパラジウムやプラチナに加え、特殊鋼の原料として使用されるニッケル等のレアメタルを輸入しております。我が国輸入量のうち、パラジウムでいいますと約四〇%、プラチナで約五%、ニッケルで約一%をロシアが占めています。企業においては、こうしたレアメタルについては従来から調達先の多角化や在庫の確保に取り組んでおり、現時点では直ちに製品の生産に特段の影響を及ぼす状況ではないとの報告を受けておりますが、しかし、今後、輸出入に支障が...